手のしびれの症例1
【主訴】
頚椎ヘルニアで左手がしびれるという患者様が来院された。
主婦の方で、整形外科で受診してレントゲン検査にMRI検査で頚椎ヘルニアと診断され、そのせいでしびれが出ているんだろうと診断されたのだ。
【所見】
まずは検査で首の動きを確認していく。
頚椎ヘルニアであるなら痛みが出るだろう検査で痛みが出てこない。。
んーーーー???
患者様が訴えるには、しびれが強く常に出ていると言っていた。
だとすると、首を上に向けたり、首にストレスをかける検査では痛みやしびれが強くなるはずだ。。
ヘルニアだし。。
でも首の検査では痛みやしびれが強くも弱くもならない。。
もしかしてヘルニアが原因のしびれじゃないんじゃないの??
そう思い、左手にしびれを出しそうな部分の検査をしていった、、
あった。。
【治療、その後】
肩関節。肩甲骨のポジションに問題ありだった。
この患者様は小さいお子さんがいて、だっこをしたり、家事をしたりで肩の関節がずいぶん内側に入っていた。
こうなると肩や肩甲骨の部分で神経を圧迫しやすくなる。
座ったまま患者様の肩甲骨のポジションを正しい位置に戻してみる。
「あ、さっきよりしびれが軽いです。」
もし頚椎ヘルニアで神経が圧迫されているなら、ちょっと肩甲骨のポジションを整えただけではしびれは変わらないはずだ。
それでも軽くなるという事は頚椎ヘルニアが原因じゃないかもしれないという可能性が出てくる。
そこに狙いをしぼり、肩甲骨と身体の歪みを整えていく。
しびれは抜けてきた。
あとは、なるべく肩が内側に入らないように気をつけながらの生活指導。
左肩を下にして寝ないとかね。。
今回の手のしびれの症例にかかわらず、整形外科でヘルニアと診断され、そのせいでしびれが出ていると診断されて来院される患者様はたくさんいる。
ただ、今回の症例のように首にアプローチした治療ではなく、肩甲骨などのポジションを持って整える事でしびれがなくなることも多い。
整形外科と違い、接骨院ではレントゲンやMRIの検査は出来ない。
出来ないから身体の動きと、患者様の症状を照らし合せていくしかない。
そこをしっかり見ていくと、「本当の原因」が見つかってくるんだ。
病院ではシップと痛み止めの飲み薬ということが多いけど、こんな急性期のケガでも意外と歩き方が変われば痛みなく生活できるようになったりするんだよね。
足首のねんざなんかも同じですんなり歩けるように出来ちゃうよね。
痛みを我慢したまま歩き続けると、かばったまま歩くから他の部分に良くないことが起こる。
痛めてから早い段階で体の使い方を覚えることは再発予防や他の部分を予防することにもつながるんだ。
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