突き指の治療報告1

【主訴】

突き指の患者様が来院された。

この突き指患者様、なんと1ヶ月前に引越しの作業中につき指をしてそれから右手の小指が曲がらないというんだ。

主婦の方で良く手を使う仕事のようで困っているらしく、仕事を先延ばし先延ばしにして治るのを待っていたそうだ。

けれど、いよいよ仕事を再開しないとやばくなり、整形外科に受診するもレントゲン検査をしても骨には異常なし。

痛み止めの塗り薬をもらったが効かないと言い、引越して来たばかりで土地勘がない中、ネットで探して当院のホームページを見つけ来院された。

【所見】

さっそく検査をしてみる。

右手の小指が最後まで曲がらない。

第二関節(正確には第二関節とは呼ばないが…)を押すと少し痛みがあるようだ。

こういう場合は指の第一関節、第二関節、指の付け根の関節がズレをおこして、綺麗に噛み合ってない事が多いんだ。

ズレると言っても見た目ではわからないくらいのほんの少しのズレだ。

検査のついでに少し第一関節だけズレを整えてみる。

すると、、、

「あれ??」

「さっきより曲がりますね!」

「あれれ??」

やはり関節が噛み合ってないようだ。

あとは患者様に関節が噛み合ってないというのはどういう事かを説明しながら、第一関節、第二関節、指の付け根の関節までズレを整えていくと、指は最後まで曲がるようになった。

この患者様は週末から仕事を再開したいと言っていたので、再開までの数日を来院してもらうことで完ぺきに仕事に復帰できるはずだ。

1ヶ月治らないつき指でも、しっかり関節を整えていくと1日でも相当曲がるようになる。

このテクニックで当院のつき指患者様はたちまち治っていくんだ。

その他突き指の治療報告はこちら

→突き指の治療報告2

病院ではシップと痛み止めの飲み薬ということが多いけど、こんな急性期のケガでも意外と歩き方が変われば痛みなく生活できるようになったりするんだよね。

足首のねんざなんかも同じですんなり歩けるように出来ちゃうよね。

痛みを我慢したまま歩き続けると、かばったまま歩くから他の部分に良くないことが起こる。

痛めてから早い段階で体の使い方を覚えることは再発予防や他の部分を予防することにもつながるんだ。

 

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