肘の痛みの治療報告2
【主訴】
物を持つときなどに肘の外側に痛みが出て困っている40代女性(テニス肘:外側上顆炎)
【症状・所見】
肘の外側に押すと痛い部分がある
手首を反らす、グーパーする動き、雑巾を絞る、ビンの蓋を開ける、物を持つときに痛いのが症状。
【治療・その後】
肘や手首など腕に出る痛みは、姿勢の問題や肩の異常から起こることが多い。
この方の場合
背中が丸くなる姿勢になる
↓
肩甲骨が外側に開いてしまうせいで肩が巻肩になる
↓
腕全体の筋肉の緊張が強くなる(筋肉が硬くなる)
↓
肘の関節がスムーズに動かなくなり痛みが出てきた
と考えられる。
このまま放っておくと、肘だけではなく手首の関節まで動きが悪くなることが多い。
背骨の動きの悪いところ(猫背な感じのイメージ)を伸ばして肩甲骨を内側に寄せやすくなるようにする。
そのあとに巻き肩方向に引っ張る筋肉の緊張を緩めることで、腕の張りが少なくなってきた。
【再発防止のためにできること】
施術後、その場での痛みは軽減するものの、やはり日常使っていくとまた同じ姿勢になりやすいため、姿勢指導とストレッチを伝えて、何度かご通院いただくことになった。
【一口メモ】
テニス肘と言われることの多い「外側上顆炎」。
これはテニスをしていなくても日常生活でおこるトラブルのなかで多い症例だ。
ここの部分は血流が少なくなかなか治りにくいとも言われているため、放っておくといつまでも治りにくい。
「テニス肘 ストレッチ」などで動画検索するとたくさん出てくるが、本当に効いているかわからないため長続きしない方も多い。
なぜ痛くなったかは肘だけではなくもう少し視野を広く診ることも大切で、そこからどうすれば早く治るかが見つかる。
そのほかの症例はこちら↓
病院ではシップと痛み止めの飲み薬ということが多いけど、こんな急性期のケガでも意外と歩き方が変われば痛みなく生活できるようになったりするんだよね。
足首のねんざなんかも同じですんなり歩けるように出来ちゃうよね。
痛みを我慢したまま歩き続けると、かばったまま歩くから他の部分に良くないことが起こる。
痛めてから早い段階で体の使い方を覚えることは再発予防や他の部分を予防することにもつながるんだ。
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